歯周病治療症例&咬み合わせ治療症例

治療経緯

 患者様は被せ物や詰め物が取れるたびに歯科医院にて再装着されていたようです。ついに再装着不可能となり、その後根本的な治療を受けず放置されていたとのこと。徐々に外れる被せ物や詰め物も増え、噛みにくくなってきたため、来院されました。

初診時のお口の中の写真とレントゲン写真

 上下左右の奥歯や前歯が虫歯で根っこだけになっていたり折れていたりしていました。また歯ぐきは腫れ、揺れている歯もあり、歯石も沢山ついていました。「歯はできるだけ抜きたくない」と自費治療も含めて歯周病と咬み合わせの治療を希望され、“全顎治療”を行うこととなりました。

治療後のお口の写真とレントゲン

 患者様と治療方法の選択やご費用を相談しつつ、自費治療と保険治療を適材適所に用い、歯周病治療と咬み合わせ治療を行いました。また、被せ物を被せるところがない歯に関しては特殊な歯周外科治療を行い、被せることができるようにしました。大がかりな治療が終わり、それから4年経ちますが、途切れることなく3ヶ月に1回の定期検診に来院され、現在も良好に噛めていらっしゃいます。

治療前・治療後の比較写真

 歯のないところにはインプラントではなく入れ歯を選択されたものの、残せた歯も綺麗になり、歯周病治療で歯ぐきの腫れが改善し、歯を支える部分のアゴの骨の形も改善し、患者様のセルフケアが向上しました。さらに特殊な『歯周外科治療』と被せ物や入れ歯を用いた『咬み合わせ治療』を組み合わせることにより、被せ物が難しかった歯も残すことができ、咬み合わせが改善しました。患者様はよく何でも噛めて満足しているとおっしゃられています。

治療の詳細

患者様の年齢・性別44歳・男性
主訴被せ物や詰め物がどんどん外れていき、噛めなくなってきた
治療内容歯周外科治療(歯肉弁根尖側移動術)
被せ物や入れ歯を用いた咬み合わせ治療
費用約40万円(保険治療費は含まれない)
期間約1年半
リスク・副作用治療後の定期検診はしっかり通っていただかないと、再発や病状の悪化が考え
られる

 患者様は被せ物などが外れたのを放置され病状が悪化し来院されました。今までは被せ物が外れたりと何かあれば、その時のみ歯科医院に通われていました。しかし、歯周病や咬み合わせの専門的な視点から治療をこころみることで、病状が改善し噛めるようになり、さらにはメインテナンスの大切さやご自身のお口の健康に興味を持っていただけるようになりました。患者様の『お口が健康であることの“幸せ”』に貢献することができました。

施術者情報

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