治療経緯
他の歯科医院にて3ヶ月に1回の定期検診を受けておられたようですが、年々噛みにくくなってきたため、何か専門的な治療で改善しないでしょうかとご相談を受けました。
初診時のお口の中の写真とレントゲン写真
左上の前歯は折れ、歯並びは悪く、口を閉じるとアゴの位置もずれており、歯ぐきは腫れ、揺れている歯もあり、歯石も沢山ついていました。「今より噛めるようになりたい!食事をもう一度楽しみたい!」と自費治療も含めて歯周病と咬み合わせの治療を希望され、“全顎治療”を行うこととなりました。
治療後のお口の写真とレントゲン
患者様と治療方法の選択やご費用を相談しつつ、自費治療と保険治療を適材適所に用い、歯周病治療と咬み合わせ治療を行いました。大がかりな治療が終わり、それから5年経ちましたが特に追加の治療もなく、途切れることなく3ヶ月に1回の定期検診に来院され、現在も良好に噛めていらっしゃいます。
治療前・治療後の比較写真
歯も綺麗になり、当初計画に入れていた矯正治療やインプラント治療をしなくても、歯周治療と被せ物や入れ歯を用いた咬み合わせ治療により歯並びや咬み合わせが改善しました。患者様はよく何でも噛めて、食べることが楽しくなり満足しているとおっしゃられています。
治療の詳細
患者様の年齢・性別 | 75歳・女性 |
主訴 | 年々噛めなくなってきた |
治療内容 | 歯周外科治療(歯周外科治療も含む) 被せ物(セラミック)や入れ歯を用いた咬み合わせ治療 |
費用 | 約100万円(保険治療費は含まれない) |
期間 | 約1年 |
リスク・副作用 | 治療後の定期検診はしっかり通っていただかないと、再発や病状の悪化が考えら れる |
患者様は何十年と歯科定期検診に通われていたものの、病状が悪化していくことに不安を感じ来院されました。積極的に外科的な治療を受けることも決意され、歯周病や咬み合わせの専門的な視点から治療をこころみることで、何十年も悩まれていた病状が改善し、今ではどんなものでも噛めるようになり、外食することが楽しくなられ、患者様の『噛めることの“幸せ”』に貢献することができました。