歯周治療症例(インプラント)

治療経緯

右上の前歯を抜いた後、歯ぐきがへこんでしまったが、専門的な治療で改善できないかと患者様からご相談を受けました。

初診時のお口の中の写真とレントゲン写真

 右上の前歯を抜いた部位は、ほほ側の歯ぐきと上の歯ぐきがへこんでいました。レントゲンを撮ると、歯を抜いた部位のアゴの骨は薄くなっていました。
 患者様は『へこんだ歯ぐきを改善できるならインプラントをしたい。』とインプラント治療を希望され、特殊な歯周治療も含むインプラント治療を行うこととなりました。

治療後のお口の写真とレントゲン

 今回、歯ぐきのへこんだ部位のアゴの骨も薄かったため、人工骨を用いてアゴの骨を造り、そこにインプラント治療を行いました。また、その部位の硬い歯ぐきも薄く、せっかく造ったアゴの骨が吸収し再び歯ぐきがへこんでしまわないように、硬い歯ぐきの移植も行いました。
 いくつかの外科手術を伴う治療でしたが、治療後2年が経ち、3ヶ月に1回の定期検診で特に追加の治療もなく、良好に経過を過ごされています。

治療前・治療後の比較写真とレントゲン

 歯ぐきのへこんだ部分にインプラントが入り、歯ぐきの厚みも増し、見た目が改善しました。また、レントゲンではインプラントの周りに骨ができているのもわかります。患者様は、歯ぐきのへこみが改善したことに満足されていました。

治療の詳細

患者様の年齢・性別31歳・女性
主訴歯を抜いた後の歯ぐきのへこみを治してほしい
治療内容歯周治療(骨造成,歯肉移植)
咬み合わせ治療(インプラント)
費用約80万円(保険治療費は含まれない)
期間約1年6ヶ月
リスク・副作用治療後の定期検診はしっかり通っていただかないと、インプラント周囲に炎症が
生じ、再び歯ぐきがへこむなど、様々なトラブルが起る可能性があります

 患者様は、右上の前歯を抜いた後、歯ぐきがへこみ、その歯ぐきのへこみを気にされていました。外科的な治療は伴いましたが、インプラント治療と歯周治療の専門的な視点から、特殊な治療で“歯周組織の再生”をこころみることにより、歯ぐきのへこみが改善しました。今では見た目が改善したことに喜ばれ、患者様の『日常の“幸せ”』に貢献することができました。

施術者情報

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