治療経緯
他院にて左上の歯の被せ物の治療をしたが、その後よく外れ、その度に何度も付け直しているが、専門的な治療で被せ物を外れにくくできないかと患者様からご相談を受けました。
初診時のお口の中の写真
被せ物が外れた左上の歯を診ると、被せ物をはめる部分が不足していました。患者様は『被せ物の外れやすさが改善するなら治療したい。』と同部治療を希望され、歯周外科治療も含む部分矯正治療(MTM)を行うこととなりました。
治療後のお口の写真
左上の歯に被せ物をはめる部分がなかったため、歯を下方に一部引き出す部分矯正治療(MTM)を行いました。また、その部位の炎症を起こした歯ぐきの状態を改善することも含め、歯周外科治療も行いました。外科手術を伴う治療でしたが、治療後3年が経ち、3ヶ月に1回の定期検診で特に追加の治療もなく、良好に経過を過ごされています。
治療前・治療後の比較写真
左上の歯の部分に被せ物が入り、歯ぐきも膨らみ、見た目も改善しました。以前は度々外れていた被せ物も、ここ3年は外れることなく過ごされています。患者様は、被せ物が外れなくなったことや、見た目が改善したことに満足されていました。
治療の詳細
患者様の年齢・性別 | 47歳・女性 |
主訴 | 被せ物がよく外れる |
治療内容 | 部分矯正治療 歯周外科治療 被せ物を用いた咬み合わせ治療 |
費用 | 約8万円(保険治療費は含まれない,今回被せ物は保険治療) |
期間 | 約4ヶ月 |
リスク・副作用 | 治療後の定期検診はしっかり通っていただかないと、被せ物の破折、歯の破折、 歯の揺れの出現等が考えられる |
患者様は、左上の歯の被せ物が外れやすいことを気にされていました。
外科的な治療は伴いましたが、部分矯正治療(MTM)と歯周外科治療を併用することで、被せ物の外れやすさが改善しました。今では被せ物が外れるのではないかと言う不安もなく、安心して食事ができることを喜ばれ、患者様の『日常の“幸せ”』に貢献することができました。